「立葵」Tachi-Aoiの要は、サンドボックス(外部から仕切られた環境で自由に遊べる砂場
)型インキュベータープログラムです。
このサンドボックス型プログラムは、参加者にアイデアを実験し、革新的なビジネスアプ
ローチを模索する環境を提供します。
京都の中心地で6か月間行われるこのプログラムは、新しく生まれようとする女性起業家
を明日のリーダーに育てることを目指しています。
このプログラムでは、さまざまな業界で成功した日本人の女性と男性の専門知識と、日本
やアメリカなどのビジネス学者の洞察力を組み合わせて、日本の女性が直面する多面的な
課題に取り組んでいます。ダイナミックなカリキュラムと献身的なメンターネットワーク
の支援を通して、フェローたちは新たなビジネスアイデアを創造し、市場で成功するため
に必要なスキルとマインドセットを身につけます。
立葵は、京都の女性起業家がビジネス管理の基礎を学ぶための別途短期コースも提供して
います。会計やマーケティングなどの必須科目や、電子商取引などの授業が含まれます。
京都は日本の「文化の都」と広く考えられており、陶器や織物、漆器などの伝統工芸品や
文化的な魅力が多くあります。しかし、これらの伝統の生き残りは小規模な家族経営に依
存しており、その多くは必要なビジネス知識を持たない女性に引き継がれています。
日本の貴重な伝統を保存するために、そして地元の女性起業家に対する授業や支援構造の
必要性を認識して、京都市長は立葵にこの重要な取り組みを率いるよう依頼しました。